読書

2021年03月20日

「SDGs」が説くパートナーシップとは・・

仲良し3人組

「パートナーシップのP」とは・・

 

SDGsは、

「人々」が「平和」に「地球」で暮らすという・・・、

誰もが当たり前にソレを目指せ・・と説くが・・、

その5つ目のものだが・・・、

 

「言うは易く、行うは難し」、

世界が平和であるためには、主義主張が異なる国々、

つまり中国とアメリカ、アメリカとロシアが仲良くとしないと・・・、

社会主義国の中国とロシアでさえも、

必ずしも一枚岩ではない、

 

ソビエト連邦社会主義共和国でさえも、結局15の共和国に分かれ、

今またそのうちのいくつかは、引っ付こうとしている・・・、

 

それぞれの頭になる首長次第で、

ひっついたり、わかれたり・・・国民は右往左往するだけ・・、

「国境」となる川や、山脈を挟んでいても、

人々は行きかい、商いをしたがる・・

 

大陸の中に、見えない「線」を急に引かれても、

困るのはすなわち「人々」、

互いに助け合って・・、仲良くしていたいのに・・・、

 

欧州の右側も、左側も・・・それぞれあちこちで市民戦争を経験し、

今まで隣人であった人と、やむを得ず「敵対」しなければならず・・・、

悲しい過去の歴史を、あちこちで見ることができる、

 

クロアチア・・・ヘルツェゴビナ・・・、ユーグスラビア・・・、

名前はイロイロ変わっても、もとは同じ国民であったり・・・、

みんな 太古から変わらない大地に、自然の恵みを分かち合い、

この世のライフ・パートナーとして、

平和に暮らしてきていたのに、

上に立つ人の都合で、銃を持たされ・・、 川の向こうの友人たちに、

銃を向けなければならなくなる、

 

こんなことがあってはいけない、

 

家庭の中でも、縁あって結ばれ、平和に暮らそうと約束したのに・・、

いがみ合って・・・悪態をつき・・ののしり・・・、挙句の果てに分かれて・・・

「パートナーである」ことを誓ったではないか!

 

ねえ、ねえ、・・・仲良く「ライフ・パートナー」でいようよ。



natto93 at 01:05|PermalinkComments(0)

2021年03月19日

「SDGs」の考え方 取り組み方・・っていうけれど


 

「5つのP」で考える、

 

老いては子に従う・・・ではないが、

若い子に、「この本読んで!」と言って、貸してもらった本が、

SDGs」なる本、経営の実践方法を丸ごと理解するように、

わかりやすく解説した教科書のような本だが・・・

 

中身は、私には さほど目新しいものではなかった、

若い人が読んでみれば、なにかと学べるかも・・・?!

 

でも・・・ 私はもう「先」もなく、後を振り返って、反省することもなく、

読んでみて・・って渡されても、

いったいこれを学んで、これから先どう利用できるものか・・・

それをして どうしたらよいものか・・

思案している、

 

17の目標の中の「5つのP」をもう一度考えてみた、

 

まず最初のP、つまりPeople (人間)

人間の人権を尊重され、貧困と飢餓を終わらせ・・ジェンダー平等を達成し・・・

こんなこと、わかり過ぎるほどわかっていて、

語れば、もうこれだけで何ページも語れ、

世界で およそいろいろな形の人間を見てきて、

胸を痛め、悲しみ・・それに引き換え・・自分はなんと幸運であったことか・・と、

 

昨今は同性婚も違憲でなくなったが、

インドや未発達国では女性がまだ人間以下の扱いを受け、

近代国家の一つとなった日本でも、

未だに 女性を「不浄の動物」のように扱い、

相撲の土俵に上げることを男性諸氏は暗に認めず、

女性を天皇には認めない・・歴史が物語ると、妙な理論を言いきり、

それらを聞いても、なんら異様に感じない男性諸氏がなんと多いことか、

 

一つの目標ですら、この始末、限りなく遠い遠い目標に感じられる、

そんなSDGsを、なんで 企業経営種は、いまさら この本を有難がって読むのか、

 

そんなことより、女性の仕事を「三食昼寝つき」と考えず、

少し優しい言葉をかけ、手を貸すことを、男性諸氏は考えないのか、
ジェンダーとセックスは同じではないことを知っているのか、

 

まず 手始めにやれることを一つでもいいから、やってもらいたい。



natto93 at 01:30|PermalinkComments(0)

2018年03月28日

本は買うものでなく、借りるものと心得るべし!

book off

生まれて初めて「BOOKOFF」へ行った、

・・・というのも、知り合いが本を買った、

「日本二千六百年史」という題の本だ、

 

Kさんは、北海道出身で、蝦夷のことが知りたいと、

どこかでこの本のことを知り、早速注文、

入ったので「取りに」という電話があり、早速購入、

 

本を開き、さ~っ・・と楽しみにしていたので、

読む態勢になったのだが、読みだして「こりゃダメだ」と断念、

数日が経って、テーブルに置かれた本を私が見つけた、

 

パラパラ・・とめくり、数行を読んでみた、

お~っと、結構 難解な漢字・表現がでてくる、

更に・・数ページを繰ってみた、

難解! これでは私もお手上げ・・

 

そこでKさん、ゴミに出すから・・と言いだし、

私が「ゴミになるなら・・『BOOK・OFF』へ」と提案、

最近出たばかりの新書なので・・と、

だが言い出しっぺの私が持って行くことになった、

 

私の甥たちも新書を買い、そ~っとページを開け、読破、

翌日BOOK・OFFへ売るので、その真似をしようと・・・

 

中に入ると、店員が本のバーコードをかざし、PCに入力、

たちどころに「買い取り価格」が出る仕組み、

 

何と1200円で二三日前に買ったものが、「150円也」、

しかたないねえ、 あの本がいつ売れるのかわからないから・・・。



natto93 at 08:17|PermalinkComments(0)

2017年11月12日

ノーベル文学賞作家の本を読んで

わたしを離さないで日の名残り遠い山なみの光浮世の画家


久しぶりに本を読んだ、

しかもノーベル文学賞をもらった「英国」作家の本だ、

と言っても名前は、カズオ・イシグロ、

それもそのはず、れっきとした日本人の血100%の作家だ、

 

5歳の時に英国に渡り、あちらに帰化しているので、

当然英語が母国語であり、書かれた言葉も日本語でなく英語、

それをどんな風に訳して・・そんな点にむしろ興味を覚えて、

兎に角買って読んでみよう・・と読書が始まった、

 

今から考えると、書かれた年代順がよかったかなあとも思ったが、

手に入った順番で読破、

「わたしを離さないで」は出てくる人間が広がりすぎて、

何度もページを行ったり来たりした、

筆者の言葉によると、「読者に段々理解してもらう」のが意図されていたとか、

 

臓器の提供者だの、回復センターだのと、突然出てきて、

(説明がなく)むしろ仰天したのが、本音だ、

 

「日の名残り」はなるほど、これが受賞の対象になったか・・・

そう思って一気に読んだ、

 

「遠い山なみの光」は最初の「わたしを離さないで」に似た「時の推移」をつかい、

だが訳された日本語は、この方がず~っと、自然であったが、

ところどころ・・日本人だったら、こう言う言いまわしはしないなあ・・

そう思う箇所がところどころにあった、

 

最後に読んだ「浮世の画家」、私はこれが一番自然に書物として馴染めた、

訳された日本語も、まるで日本語で書いたのかと思われるような、

自然な流れで、ただ共通して言えることは、

何かを描写して、その昔を思いだし・・と言う手法が多いこと、

だが 人の表情からその人を描くときの緻密な表現、美しさ、

景色の描写の鮮やかさから、読者の感情を膨らませ、引っ張っていく流れ、

さすがだなあ~・・と思って、

久しぶりに一気に読んだ、


一度これらの本を英語で読んでみよう・・それが感想。



natto93 at 00:00|PermalinkComments(0)

2017年11月07日

「日の名残り」by Kazuo Ishiguro

日の名残り

「新しい挑戦を受けて立つには、

   古い方法を投げ捨てねばならない・・」と主人公は言う、


カズオ・イシグロ氏の著書「日の名残り」の中で、

英国の時代遅れの制度に警鐘を鳴らす、

 

進次郎君のつぶやきにも似ている、

自民党も一枚岩ではない、

 

所詮 烏合の衆が話し合って何になるか、

普通選挙にこだわっているほど、

今の世界は単純ではない、

討論し、口論し、時間を引き延ばし・・・

周囲の無知な多数派に・・・やじり倒され、

民主主義は過ぎ去った時代のもの・・・とも・・、

 

著者は「執事」の口を借り、

栄光が失せた今日のイギリスを風刺している、

いろいろな事件を、現在から過去へ、そしてさらに古い過去へ・・・

そして現在に・・・この手法が実に自然で、

読むものに時を感じさせない、

 

温和に・・やさしく・・静かに・・緩やかに展開し、

読者の我々に、急がせず、道を示す・・・

 

品格ある執事の道を追求し続けた主人公、

彼の生きざまから、学ぶことが多々あった、

それでいて、自分の人生、旅の終わりに、

失敗だったと、海を見ながら泣く、

桟橋の夕暮れ時の描写、さらに田園風景・・・

 

その昔を私自身 懐かしく思いおこしながら、

イギリス作家カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞した、
この作品を久しぶりに一気に読んだ、

人間らしく生きたいなあ。



***
(引用)

家が火事になったらどうだ?
家族全員を居間に集めて、どの逃げ道が最適か一時間も討論するか?
昔ならそれでよかった、、だが今は・・(略)
その辺を歩いている人が、誰でも政治学や経済学と世界貿易のことを
知っているとは期待できまい?
だいたい一般人にはそんなことを知っている必然性がないんだ。・・



natto93 at 00:00|PermalinkComments(0)